「スポーツクライミング(SC)の聖地」を目指し、SC全3種目の競技ができる施設が、倉吉市山根の県立体育文化会館に完成し、24日、記念式典が行われた。

 同会館にすでにある「リード」(ロープをかけながら登る高さを競う)の屋外施設に加え、「スピード」(高さ15メートルの壁を登る速さを競う)の屋外施設、「ボルダリング」(突起をつかみながら、複数のコースを登る)の屋内施設を県が約7500万円かけて整備。「倉吉スポーツクライミングセンター」と名付けられた。

 この日のセレモニーには競技関係者や地元の小学生ら約200人が参加。平井知事はあいさつで、同会館が県中部地震で被災したことや、11月にはアジア選手権大会の会場となることに触れ「倉吉市が、クライミング競技の名所になろうとしている。地震からの復興のために(施設を)完成させようと誓った」と話した。

 このあと、スピード、ボルダリングの2種目で選手の実演があった。ボルダリングを披露した南部町立西伯小6年、多月萌々菜さん(12)と八頭町立郡家東小6年、岡森弘倫君(12)の2人は「この施設で練習し、世界レベルで競える選手になりたい」と夢を語っていた。

 同施設は、4月2日から一般利用が開始される。問い合わせは、同会館(0858・26・4441)。